年間行事
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春の彼岸法要(3月)
春のお彼岸は春分の日を中日として前後三日間、計1週間を言います。彼岸とは「向こう岸に渡る」という意味です。迷いと煩いに悩む、今私たちが生きている此(こ)の岸(きし)から対極にある悟りの世界、阿弥陀仏が造られた西方極楽浄土の世界に渡ろうとすることです。彼岸の中日には太陽が真東から上り真西に沈むため、正確に西方極楽浄土の方向を示され、浄土を偲び、仏道修養をする期間とされています。
戒善寺では春彼岸法要の後は毎年「落語会」でお楽しみ頂いております。
施餓鬼法要(7月31日)
『救抜焔口餓鬼陀羅尼経』の阿難尊者の説話に由来し、餓鬼道に落ちた衆生や供養をしてもらえない無縁仏に飲食を施して供養をする法要です。戒善寺では塔婆を建ててご供養を致します。
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お盆(8月)
『盂蘭盆経』目連尊者の説話に由来し、亡くなった先祖の恩徳に感謝し、供養する行事です。お家にお訪ねし、お仏壇前でお盆のお経をあげさせて頂く棚経参りと、本堂にお集まりいただいてお盆のご供養をさせて頂く合同法要を勤めております。
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秋の彼岸法要(9月)
秋のお彼岸は秋分の日を中日として前後三日間、計1週間を言います。彼岸の起源は古く、聖徳太子の頃からはじまったとされ、大同元(806)年朝廷で最初の彼岸会が奉修されてから千二百年以上もご供養が続いている法要です。戒善寺では秋彼岸法要の後はお説教師さんによる法話を頂いております。
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十夜法要(11月)
『無量寿経』には「この世において十日十夜の間、善行を行うことは仏の国で千年間善行をすることより勝る」と説かれています。明応四年(1495年)、後花園(ごはなぞの)天皇の勅許を頂き、室町時代より浄土宗に伝えられているお念仏をお唱えする法要です。
戒善寺では十夜法要の後はお説教師さんによる法話を頂いております。
吉水流詠唱
詠唱とは、主に法然上人や高僧の和歌に曲をつけた御詠歌と七五調の歌詞に曲をつけた御和讃とお舞からなります。法然上人が京都東山吉水(現在の総本山知恩院の所在地)に草庵を結んでいたところから吉水流詠唱と呼ばれています。戒善寺では、歌の旨い下手ではなく、仏に親しみ、自然にお念仏が称えられることを目的に、仲良く楽しくお稽古をしています。
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別時念仏会
別時念仏とは、浄土宗の大せつな教えである「称名念仏=南無阿弥陀仏と声に出して唱えること」を実践するため、日を決め、時を決めて、木魚をたたきながらお念仏を申す会です。念仏はどこでも誰でもができる易しい行だと言われていますが、そんな簡単なことでさえできにくいのが私たちです。人と一緒に励みあい、念仏の功徳を積む機縁となります。
菩提寺が遠方で、親の法事になかなか帰ることができなくて気にかかる、子どもがいないので先祖の墓がどうなるか心配だなど、ご供養や仏事に関するお悩みがありましたら、どうぞご遠慮なくご相談ください。